ウッドコミュニケーション

カテゴリー : ウッドコミュニケーション
2020.6.13 09:49

「森の出口その1」

感染症による緊急事態宣言発令という、今までにない経験。
毎日の生活を安全に過ごすのに精一杯のひと月を終え、ゴールデンウイークを迎えるにあたり、私達になにかできることはないか、考えてみました。本当なら外で思い切り遊ぶに最適な季節に、内にいることを強いられている子供たち、どうしているかと顔が浮かび、
うちにある木っ端や、かんなの削りかす、貯めておいた松ぼっくりで、森の匂いや木の手触りを楽しんで欲しいと思いつきました。普段、外遊びの活動をしている小学生低学年のママさんたちに声をかけて、取りにきてもらいました。どうしてる?と尋ねると、我慢しきれず公園で遊ばせているとか、思いのほか家で過ごすのが楽しいとか、勉強をみるのが大変とか、様々な声が聞こえてきました。後日、こんな風に遊んだよと写真を送ってくれました。
廃棄してしまうはずの木片が、子供たちの手に触れて、遊びの一助になったなら、こんなにうれしいことはありません。

池田元一商店 ウッドコミュニケーション事業部
池田三和子