ウッドコミュニケーション

カテゴリー : ウッドコミュニケーション
2025.8.25 13:21

今年も品川区の小学3,4年生の親子に参加していただき、
青梅には10組20人と一緒にバスに乗って約3時間かけてやってきました。

この日は台風あとで、品川は湿度温度とも非常に高い日でした。同じように青梅成木も暑いのですが、森に入ると少し涼しく空気も澄んでいました。

森遊び編-2

(画像:なんで間伐するのか、どんな木を切るのがいいかなど、中島林業さんに説明をうける子どもたち)

そして子どもたちで話し合い、今日の一本を決めました。

中島林業さんに、倒れる方向に「受け口」をいれていただき、ロープをかけて、安全な方向にみんなで待機して、

最後に「追い口」をいれてもらい、掛け声のタイミングにあわせて、みんなでロープを引っ張りました。

森遊び編-3(画像:ロープを引っ張る子どもたち)

ミシミシ、ギギギ、バターン。大きな音が森に響き、大きな木が倒れました。

森遊び編-5(画像:今回切った木の年輪)

あとから計測したら全長は27メートルもあり、年輪も57数えました。

森から運びだしやすいよう、短く切って、枝打ちをして、トラックに積み込みました。

普段は重機を使用するとのことでしたが、木を切るだけでなく、山から運び出す作業も大変なことを実感しました。

 

中島林業さんの作業場をお借りして、みんなで皮をむいて、スツールを作りました。

切りたての木は、水分をたくさん蓄えているので、子供でも、道具をつかって簡単に皮をむくことができます。

つるっとむけた皮とつやつやになった木。めったに見られない木の状態ですね。みんな喜んで持ち帰っていました。

つくりたてのスツールは、日に日に水分が抜けて、重さが半分くらいになるので、測ってみてねと中島さん。

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作業のあとは、成木の家のうらで、川遊びをしました。子供たちは澄んだ川で小さい魚やカニなどを見つけたり、大人たちは冷たい水に足をいれて涼をとりました。

 

おみやげに青梅の川口農園さんのお野菜と、自分たちで作ったスツールを抱えて、無事に帰路につきました。

森遊び編-7

品川区商店街連合会主催、夏休みの目玉企画に、10年間携わることができました。

山のほうの受け入れ態勢も、そのつど人材や道具を整えていただいたり、工夫していただいたり、

コロナ禍でも中止することなく、10年間続けることができ、かかわっていただいた皆様に心から感謝いたします。

 

木づかいツアーへ続きます。