東京の木をつかうことの大切さや楽しさを学んでもらうワークショップ ”木づかいツアー” を8月16日 大崎ブックカフェにて開催しました。
品川区に住む小学3,4年生からたくさんの応募がありました。今回は抽選で選ばれた計15組(前半8組、後半7組)の親子にご参加いただきました。
『木を削って、オリジナルのハンコを作ろう!』ということで、
7センチ角ほどの杉やヒノキの木片を、彫刻刀を使いほりすすめます。
昨年の反省から、木を抑えるための彫刻台をつかったり、木目の柔らかい木を用意するなどの工夫をしました。
最初に商店街連合会榎田さんから、東京の森ツアーの間伐体験のお話を聞き、
品川で彫刻活動をしている千葉さんから、彫刻刀の使い方や、作品をつくる心がまえのお話をうかがいました。
たくさんの木片の中から木目や色を選び、
下絵を準備してきた子どもたち、保護者のかたと試行錯誤しながら、凸凹を考えます。
彫刻刀を初めて使う子どもたちに、おとなが声をかけます。
最初は少しずつ、じょじょに力加減をマスターしながら、木を削っていきました。
色をのせて、紙に試し刷りをしてみると、思った通りだったり、もう少しこうしたいなど、具体的なところが見えたようです。
最後に、布の巾着袋に刷ってみると、それぞれ、味のある作品が出来上がっていました。
モノづくりの楽しさを感じてもらえたら、嬉しいです。
一昨年前までは弊社の倉庫で木づかいツアーのモノづくりをしていましたが、ここ数年の猛暑で参加者やスタッフの体調を考慮し、室内会場での開催となりました。(昨年は品川尚和会町会会館、今年は大崎ブックカフェ)
企画当初は、弊社の大工さんにも協力してもらい、その場で木材を切ってもらったり、工具をつかって穴をあけてもらうなど、
子どもたちにも珍しい体験の場となったことと思います。
街のなかにある森の出口の役割をこれからも担っていけたらと思っています。