ウッドコミュニケーション

カテゴリー : ウッドコミュニケーション
2018.10.17 15:45

今年は東京建築士会品川支部でご一緒させていただいている板金屋さんの畑中さんが、組合仲間の方と一緒に参加してくれました。
鶴と亀は、胴と真鍮を折り上げた見事なものです。慶事の贈り物にふさわしい品だと思いました。

子供たちには、笛づくりを提供してくれました。
3日目1日だけでしたが、1日中順番待ちの列ができる人気でした。
子供たちも、自分で金属が折り曲げるのはなかなかできない貴重な体験だったのではないかと思います。

板金技術は、流し台など、かつては家の中でも見ることができました。今は屋根や雨樋など、普段はあまり見えないところで大事な役割を果たしてます。
又、神社や寺などで見られる銅板葺きの屋根は、今では大変な高級品です。
需要が少なくなった分、技術を持った職人さんも限られてきています。
今回見せていただいた鶴や亀を折る技術は、貴重なものだと思います。
笛を作った子供たちがこの技術に興味を持ってもらえる機会になったらうれしいです。

池田浩康