カテゴリー : その他
2017.11.21 10:30

夢さん橋で木のキューブを買っていただいた方から「こんな風に使いました」と写真をいただきました。

今回買っていただいたのは、「イペ」という木のキューブです。

公園や家のテラスのデッキの材料になります。硬くて重たい木です。耐候性に優れていて、外で使っても色は変わりますが、腐ったり崩れたりすることはありません。

この重くて硬い木をステレオの台にすると音がよくなるのだそうです。

こだわる人にはわかる違いがあるようです。

夢さん橋に出してみたからこそ見つかった新しい木の使われ方だと思います。

池田浩康

カテゴリー : その他
2017.8.9 14:59

私は材木屋の店主ですので、視察、視察とついつい木曽桧のことばかり書いてしまいました。

木曽川と豊かな山と森、それに沿って人が行き来する中山道にまつわるものが木曽の見どころです。

赤沢森林にはかつて木材の搬出の為に施設された森林鉄道が、今は観光用として復活し、森の奥まで私たちを運んでくれました。あまり歩けなくても充分に森を感じることができます。森の中に入るとセラピー効果でストレスも少し和らいだような気がしました。森林セラピーを唱え始めたのはここ木曽だそうです。名古屋方面からの若い人たちは水着を着て川遊びに来ています。阿寺渓谷には川に飛び込むポイントがあったり、赤沢には子どもたち向けのスライダーもあったりします。もう少し若かったら飛び込みたい気分でした。有名な妻籠宿にはたくさんの外国人が来ていました。彼らにとってはこれぞにっぽんでしょう。又資料館では当時の暮らしぶりや木材を川を使って運び出す様子を知ることができました。木曽の木材が材料として品質がよく貴重なものというだけでなく、江戸や大坂などに運ぶこと自体が大変な貴重品だったのだと思いました。私は品川で現存する明治時代の医院の改修工事に携わったことがあります。柱や梁に明らかに古材と思われるもが使われているのを見ました。木材が貴重品だったから、その前にあった建物の柱や梁で、まだ使えるものは使ったのだとその時想像していました。木曽の材木出しの様子を知って確信しました。今年の上松の町の夏祭りは子どもたちが曳くお木曳きが巡行していました。伊勢神宮の次の式年遷宮はこの町では今年から始まるのだそうです。伊勢でお木曳をしましたので親近感を感じました。

東京から車で4時間。山脈の向こう側のイメージがあり、今まで来た事がありませんでした。視察がメインでしたが、ゆっくりした時間を感じられる旅になりました。

池田浩康

カテゴリー : その他
2017.8.6 18:38

私は材木屋の店主ですが、木材の市場にもあまり行ったことがありません。それじゃどうやって材木を仕入れてるの?って思われるかもしれません。昭和40年代、父が店主の頃は、市場で競りが日常の商い慣習として行われていて、父も市場の競りで引き当てないと仕入れが滞り、商売ができなくなる時代でした。私の世代は卸問屋に必要なものを注文すれば、その日のうちに少量でも届けてくれるのが慣習になっていますので、市場の競りで引き当てを行わなくても木材の仕入れができます。さらに私は建材と住設の卸問屋で修行しましたので全く木材の市場には疎遠だったのです。

木曽視察の2日目は、木曽官材市売共同組合の市場を見学しました。ちょうど一年で一番大きな市の日に当たり、全国から買い付けをする人たちが集まっていました。現物を見て値段をつけ、競りをして仕入する商いの慣習が今もあるからです。

製材された天然の木曽桧は杢目が細かく(写真)良質な材料であることがよくわかります。前日の赤沢の森の視察で木曽の300年生の立木の太さが、他で見る植林した桧の90年生くらいと同じ太さに感じましたので、杢目のつまり方は約3分の一程度(10ミリの中に杢目10本以上)であるのがよくわかります。

柱や鴨居、敷居といった造作に無垢のまま使うのは、伊勢神宮を代表とした寺社建築や高級店舗のカウンターなどが主で、断面寸法の大きなものは単板用途になるとの事です。

私の会社では年に1,2回程度寺社関係の工事の際に手当てをするくらいです。

上松の土場には切り出された桧やサワラの原木が積まれています。こちらでも輪切りになった原木の元口を見ると杢目のつまった様子(写真)がよくわかります。

杢目のつまった木曽桧は製材後の狂いが少ない為、建築用材としてだけでなく、卓球のラケットなど様々な用途で活躍しています。

池田浩康

カテゴリー : その他
2017.8.2 19:00

私は材木屋の店主ですが、木材の産地を見る機会はほとんどありませんでした。最近は青梅の中島林業さんとお付き合いをするようになり、山、原木市場、製材工場に出かけていますが、その他の産地に行く機会はなかなかないものです。 今回は、材木屋ならば一度は体感してみたいと思う木曽桧を視察させていただく機会を得ました。 私の妻(当社総務部長で今回同行しました)の父方で縁がある新津清亮さんが昨年林野庁の木曽森林管理署長として赴任されたことがきっかけです。 木曽は国有林です。建築用材として最高の木材、木曽桧の産地を管理されている責任者のお話を伺い、一緒に森や市場を体感できる貴重な視察となりました。 以下私なりに理解できた木曽の森や木の話を書き留めてみます。 ①古くから木曽の桧は強度のある良質な木材とされていた。 ②西暦1600年前後の時代には豊臣秀吉や尾張徳川藩が直轄地として、築城や船舶、土木の材料として大量に伐採した為、山が荒れて樹木が少なくなってしまった。 ③江戸時代には住民の立ち入りを禁ずる「留山」、「停止木(ちょうじぼく)」としてヒノキ、サワラ、アスナロ、コウヤマキ、ネズコの5木の伐採を禁ずるなど厳しい森林保護政策が行われた。 ④残った木々から落ちる種から芽生えた新しい木々(実生稚樹木)の成長を見守り続けた。 ⑤一般的な植林や間伐、枝うちなど人が手を入れた人工林ではなく、木曽の桧は自然に芽生えた木々の自然な成長を見守り続けた天然林。 ⑥その後も明治時代には皇室の御料林、伊勢神宮の遷宮用備林、昭和の時代は国有林の保安林として見守り続けられている。 ⑦現在300年程度の樹齢になっている木々はそのような見守りの成果である。 これからの時代は、豊臣や徳川の時代の伐採以前の天然林の森の姿に戻るよう、新しく芽生える木々の成長をゆっくり見守りつつ、少しづつ成長した木々を大切に資源として活用していくそうです。「もともとの森へ、ここにしかない森 木曽悠久の森」の考え方です。 視察した300年生の木の足元には、芽生えたばかりの1年生、5年生といった木々がありました。新津さんの話を聞いて足元に注意して歩くようになりました。せっかく芽生えたものを踏みつぶしたら大変だと感じたからです。 古くから残る大量伐採の跡や、伊勢神宮の遷宮に使われる御神木の伐採の跡、学術研究の試みなども見て、今までの木曽の森、これからの森の姿を学びました。 池田浩康

カテゴリー : その他
2017.7.15 11:10

JERCO(日本住宅リフォーム産業協会)主催の講習会を聴講しました。

「暑い夏の最適リフォーム提案は遮熱対策と通風活用で決まり!」という内容です。

窓のCMでおなじみのYKKAP㈱商品開発部の宮川室長、鹿児島大学工学部建築科二宮教授が講師です。

話を聞いてそうなんだと思った言葉を羅列してみます。

①換気は空気質の改善に役立つ、通風は温熱環境の改善に役立つ

②欄間(らんま)は風の通り道(通風)には効果的

②東京では夏は海から、冬は海に向かって風が吹く

③家に入ってくる熱の74%は窓から、出ていく熱の54%は窓から(断熱がしっかりされている住宅の場合)

④人間は寒さより暑さに耐えられない 平均体温37度 上限41度、下限28度。

⑤人間の代謝エネルギーは冬は体を温める効果がある、夏は熱を捨てられないために体から熱を捨てられない状況。

⑥東京では40日/年間が夜間最低気温25度以上の熱帯夜

⑦高齢者の家の中での熱中症の原因は、トイレに行きたくないので水を飲まない、冷房が嫌いなので(電気代がかかるので)エアコンをつけない、防犯のために窓を閉め切っているなど。

⑧マンションなどの集合住宅より、木造の住宅やアパートの方が睡眠障害の人の割合が多い

⑨日射の遮蔽は窓の内側での処置より窓の外側での処置の方が効果が大きい

話を聞いてみて私達ができそうなことを思い浮かべました。

①家の中の整理の助言、不要物の処分のお手伝い、家の中をすっきりして風通しの良い環境を作ること。家の現状を分かりやすくすること。

②すっきりしたところで建物の性能が劣化したり充分ではないところを改善すること。窓の開閉の不具合や破損の修理・交換、床下や壁、天井、屋根裏の断熱の確認・是正、換気扇やエアコンの点検・修理・交換、熱を出す電球の交換など。

③窓や床、壁、天井の断熱化をすることでエアコンの効果を上げ、少しの電気代で涼しい環境を得られるようにする。

防犯を気にしなくて良い形で通風できる窓にする。

窓の外に葦簀(よしず)や簾(すだれ)などが取付けしやすい環境を作る。

まずは家の中の片づけをすると、風遠しだけではなく、家の中でのつまづきなどの事故対策にもなると思います。

高齢の方だけではなく、若い世代も同じだと思います。

池田浩康

 

 

 

カテゴリー : リフォーム
2017.7.11 14:03

品川区では、品川区民が品川区内の施工業者に区の求める改修工事を含む工事を依頼した場合、最大20万円を助成をする制度を設けています。

当社では品川区内での工事依頼に際しては、積極的にこの制度をお客様に提案して申請していただいています。

詳しくは品川区のこの事業のホームページ、または区役所や地域センターに置いてあるパンフレットをご覧下さい。

今までの経験からすると、品川区の求める要件はごく当たり前のものが多く、品川区民であれば、どなたでも助成対象になりやすいと思います。

賃貸住宅個人オーナーやマンションの管理組合を対象に100万円の助成を行う制度もあります。

池田浩康

カテゴリー : その他
2017.5.8 14:26

このブログの「リモデル事業部の新事務所紹介」や「わくわくミーティング」で書いた「ゆっくりの階段」ってどんな階段なの?という問い合わせをいただきました。

図面を添付します。

一段一段の上がる高さは変わりません。踏むところが1.5倍くらい広くなっていて階段全体がゆっくりに感じます。

狭小住宅の多い品川の古い家では2.73m、あるいは0.75坪の階段スペースで2階まで上がるように作ってあるものが多く、急な階段になっています。比較的新しい家でも、3.64m、あるいは1坪の階段スペースで上がるように作られています。

2倍の5.46m、1.5坪の階段スペースで上がるとゆっくりした階段になります。

その分部屋や押し入れなどは少なくなります。

お子様方が就職や結婚などで家を出られて、ご夫婦お二人暮らしになるなどの機会に2階の日当たりのよいスペースを日常的なところにするのはよくある話です。

その際に押入などを減らして階段スペースにして、ゆっくりな階段にしておけば、歳を重ねられた後も楽に2階に上がることができる階段になります。

当社のリモデル事業部の事務所にそのような階段を作ってみました。実際に上り降りしていただくことができます。

池田浩康

 

カテゴリー : その他
2017.4.17 17:06

一昨年の秋から「わくわく」するミーティングに参加しています。仕入れ先の床材メーカーさんが主催していて、当社と同じく「住宅リフォーム」を提供している会社の皆さんが集まり、自分の事例を発表しあって「わくわく」するミーティングです。

「子供が生まれるのを機会に実家で同居することになった」、「子供が就職するのを機会に夫婦二人暮らしになる」、「介護していた親が施設に入ることになった」・・・など生活の変わり目がリフォームをしようと思うきっかけになることは多いと思います。これをライフイベントと呼び、ライフイベントのあるお客様にベターな生活を提案する事を主にして「住宅リフォーム」を提供している会社の方のお話を聞きました。

よくよく自社のリフォーム(特に大きなリフォーム)の受注経緯を考えてみるとなるほどと思います。「当社でも子供部屋を二つに分けたい」、とか「使わなくなった部屋を賃貸用にしたい」とか、「中古の家を買った」などライフイベントをきっかけにしたリフォームをお引き受けしています。

おととい「わくわくミーティング」の帰り道、10年程前に耐震工事をして以来お付き合いさせていただいているUさんにお会いしました。いつも勤務先の下のコンビニ前の喫煙スペースでたばこを吸われているので、ときたま通りかかりにお会いすることがあります。高齢の叔母様と同居されていて、耐震や浴室、階段などの手すり取付など叔母様が安全に快適に生活するための改修を依頼されてきました。その叔母様がとうとう施設に入られたとの事。ひとり暮らしで使わない部屋ができてしまったという話になりました。ご自分も足を悪くされているので、急な階段(品川ではよくある9尺で上がる階段)で2階に上がるのがおっくうになり、2階の部屋の使い勝手が悪くなったのかもしれません。一部屋減らしてゆっくり上がる階段を作る話をしてみたところ、「そんなことできるの?」と興味を示してくれました。

「そんなことできるの?」とお客様も「わくわく」されますが、言われた私たちも「わくわく」します。

生活の変わり目に「わくわく」するリフォームを実現するのは多くの人たちの望みだ。そのための手段として、耐震とか断熱とか省エネの技術とか最新の設備機器があり、たくさんの人たちの生活の変わり目に接してきた当社スタッフの技術と長年の経験がある。

これを多くの皆さんに提供するのが当社の役割だ。そのための当社の存在発信が必要だ。

そのように感じた「わくわく」ミーティングの一日でした。

池田浩康

 

カテゴリー : その他
2016.5.1 10:50

昨年の夏に続き、青梅上成木中島林業生産、飯能名栗鈴木木材製材の杉と桧を仕入れてきました。

名栗での引き取りの帰りに上成木にも立ち寄ったところ、ちょうど中島さんが山から原木を搬出しているところでした。ひとりで作業するのかとびっくりしました。

帰りにぜんまいやたけのこなど旬の地ものをいただいてきました。今回は家内がトラックに同乗していきましたので、中島さんの奥さんからおいしい料理方法も聞きましたので、その晩は食卓に春の季節が並びました。

池田浩康

カテゴリー : その他
2016.4.4 19:05

昨年秋のしながわ夢さん橋出店で知り合った私の母校芝高校の技術工作部顧問寺西先生のお誘いで見学に行ってきました。

ベニヤ板でカヌーを作って勝島運河に浮かべる企画ですが、どんなものを作るんだろうかと思っていました。

われわれがマンションなどに在来工法(今はほとんどユニットバスで浴室を造りますが、少しお金をかけた浴室や柱型などがあってユニットバスでは納められない場合に今でも時折やる工法です。)で浴室を造る場合に防水に用いるFRP素材(薄いガラス繊維のようなもの)を使っています。ベニヤでカヌーの形を作りそれをFRPで覆う方法です。

高校生たちが二日間の工程で制作しています。(色塗りなどの意匠は別途日程です。)

様子を写真で紹介します。又、船舶カーニバルの案内を紹介します。

当日見に行き、来年はうちの会社でも参加しようかと思います。

池田浩康